50代の専業主婦です。結婚し最早25年程が経ちました。我々は会社の同僚でした。一緒に行動することにより相手の良い所が見えてきたり、相手の性格がだんだんわかるようになってきました。そして、お互い自分に無い部分を持ち合わせていることも発見し、だんだんお互いの必要性を感じるようになってきました。そのように自然な流れで二人は結婚することになりました。昔から言われている「赤い糸」で結ばれている人とはまさにこの人だったのだな、私にもいたんだ、と当時感心したりしていました。その頃はバブルで入社人数も多かったですが、不思議なことに、何故かこの人以外には目もくれませんでした。自分は背が高いのでバランスがとれるように結婚相手は180センチ以上の人を!なんて考えていた時期もありましたが、実際にそれは無理、というか、背の高さはそれ程重要ではない事が結婚後に分かりました。主人は格別背が高い訳でもなく、私と全く同じ背格好をしています。これはこれで大変便利なことが有ります。多くの物を共有できて飽きません。靴もそうですし、服も。スポーツする時に着る服は交換し合いながら着る事が出来て新鮮です。その他、どちらかが上に立つような関係は喧嘩になりやすいですが、同じ背格好の人といるとお互いが対等に思え、喧嘩が少ないと思います。これは良い事です。お互い威圧感が有りません。結婚して良かった事、というより、もし結婚していなければここまで生活してこられなかったという思いが強いです。女一人、男一人で生きていくのは大変不便だと。お互いの得意な事をやり、お互い補完し合い共に生きて行く。これは理にかなった行動だと、歳をとってきてから分かるようになりました。意見が合わないと喧嘩もします。そのような時はお互い我慢し合い一時の感情で大切なものを無くさないよう、その都度理性が不思議と働いてきました。最近は独身のかたが多いですが、どうやって自分が出来ない仕事をこなしていっているのだろう?と大変興味深いです。結婚は、例え大喧嘩したとしても、した方がよいです。折角人間に生れたのですから。そして、結婚させてくれた親に感謝の念を忘れません。
54歳女 結婚同じ背格好で良かった。
